板橋の社会保険労務士が障害年金を受けられる内臓疾患の種類を解説します。
皆さんは、「障害年金」というものを利用したことがあるでしょうか?
これは、普通の年金とは違い、20歳以上の方から申請することができ、病気や怪我で日常生活に支障が生じている場合に、受け取ることができます。
しかし、障害年金を受け取っている方は、障害がある方の6割程度しかいないことから、まだまだ普及していないのが現状です。
障害年金を受けられる障害は様々ですが、今回は、内臓疾患に焦点当てて、解説していきたいと思います。
これを機に、まだ障害年金を受け取ってない方は、検討してみて下さいね。
□内臓疾患の種類
障害年金を受けられる内臓疾患の種類は様々ですが、大まかに見ると、「呼吸器疾患による障害」「循環器疾患による障害」「腎疾患・肝疾患・糖尿病による障害」「その他の疾患による障害」の4種類に分類されます。
ここからは、1つずつ簡単に紹介していきたいと思います。
*呼吸器疾患による障害
肺結核、じん肺、慢性気管支炎、肺線維症、気管支喘息、肺腫瘍、慢性呼吸不全などが挙げられます。
呼吸器疾患による障害は、胸部X線初見や動脈血ガス分析値などの検査結果や、自覚症状、現在の状態、合併症があるかどうか、年齢など、あらゆる面から総合的に審査され、認定を受けることができるようになります。
*循環器疾患による障害
心臓疾患、弁膜症、心筋疾患、難治性不整脈、大動脈疾患、先天性心疾患、重症心不全、狭心症、心筋梗塞、悪性高血圧、高血圧性心疾患、高血圧性腎疾患などが挙げられます。
これらの障害も、呼吸器疾患と同様に、様々な基準を総合的に審査されて認定を受けることができますが、心臓疾患に関しては、人工弁やペースメーカーを装着した時には、自動的に3級以上の等級の障害年金を受け取ることができます。
*腎疾患・肝疾患・糖尿病による障害
慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、糖尿病、肝硬変などが挙げられます。
*その他の疾患による障害
悪性貧血、がん、HIVなどが挙げられます。
上記に挙げた以外にも、障害年金を受け取ることができる障害は多くあるので、各自で随時、確認しておく必要があります。
□まとめ
ここまで、障害年金を受けられる内臓疾患の種類について紹介してきました。
少し聞き慣れない言葉もあったと思いますが、理解していただけたでしょうか?
ご覧の通り、内臓疾患の種類は多くあり、ほとんどの場合で障害年金を受け取ることができるので、皆さんも是非利用して下さいね。
何か、ご不明点、相談事があれば板橋の当社までお問い合わせ下さい。