膵臓がん
早期発見が難しく、治療が難しい癌の一つです。特有の症状がほとんど無く発見を遅らせる原因になっています。症状としては体や白目が黄色くなる黄疸(おうだん)があります。黄疸がでると体がかゆくなったり、尿の色が濃くなったりします。膵臓がんができると、糖尿病を発症したり血糖のコントロールが急に悪くなったりすることがあります。膵臓がんの罹患率は60歳ごろから増加して、高齢になるほど高くなります。驚いたことに罹患数は死亡数とほぼ等しく、膵臓がん罹患者の生存率が低いことと関連しています。男性の死亡率は女性の約1.6倍です。膵臓がんを起こす危険因子としては糖尿病、慢性膵炎、肥満、喫煙などがあげられています。このうち喫煙は確立した危険因子です。 残念なことにその診断と治療は未だに難しいことが知られています。膵臓は体の深部に位置し、胃・十二指腸・小腸・大腸・肝臓・胆のう・脾臓等に囲まれているため、がんが発生しても見つけるのが非常に難しいのです。その上、どんな人が膵臓がんになりやすいのかも分かっていません。早い段階では特徴的な症状もありません。このため膵臓がんと分かった時には既に進行している事が多いのです。治癒のためには早期発見がとても重要ですのでどうしたら早く発見出来るかという研究が意欲的に続けられています。
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