ベーチェット病
急性の炎症が発作的に全身的に起こる病気です。20代〜40代に発症し、男女差はほとんど無いと言われています。この病気は皮膚や目、関節などに繰り返し起こる病気です。別名シルクロード病ともいいます。日本では北海道や東北地方に多く患者がいるそうで暖かい地域にはほとんどいないと言われています。はっきりとした原因は解明されていません。現段階では体質等の遺伝的要因と細菌や寒さ等の外的な環境因子が関係していると言われています。 主症状では口腔内の粘膜に出来る白い膜に覆われた潰瘍、目や皮膚に出ている症状、口腔内の粘膜に出来る白い膜に覆われた潰瘍に似た陰部の潰瘍の有無を副症状の関節炎や腸管・血管症状の有無、神経症状の有無からベーチェット病の診断をつけていきます。炎症反応等の血液検査も行います。ベーチェット病における大切な症状としては突然起こるブドウ膜炎が挙げられます。ブドウ膜が炎症を起こし、目の痛みや充血、目が見えにくくなる等の症状を引き起こします。自然にこの症状は回復しますが何度も再発し、ブドウ膜炎を繰り返すことにより最終的には失明に至ります。性器周辺にも潰瘍が出ます。 副症状としては関節炎がその1つなんですが関節リウマチと違い、大きな関節にしか関節炎が発症しないのが特徴です。又、関節リウマチと違うのは、炎症や腫れ等の症状は左右非対称であって、関節の変形やこわばりは出て来ません。 主症状が2つ以上ある場合には総合病院の内科に行って診てもらう必要があります。
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