慢性腎不全
色々な原因で長期にわたって徐々に腎臓の働きが低下していく状態をいいます。
自覚症状として夜において尿の量が増える、目の周りや足のむくみ、疲れやすい、食欲が無い、息切れがする、皮膚がかゆい、貧血、アンモニアの口臭がする、血圧が高い等の症状が出てきます。子供では身長が伸びません。
原因としては慢性腎炎、糖尿病性腎症、腎硬化症、囊胞腎の順となっていて最近では糖尿病性腎症が増えています。子供では腎臓の先天的発育障害が原因となっています。末期の腎不全になったら人工透析を行います。急性腎不全は時間や日の単位で悪化するのに対して、慢性腎不全は月や年の単位で悪化していきます。一般に急性腎不全の症状は可逆的だが、慢性腎不全の場合は悪化する一方であると言われています。厚生労働省は腎臓病を5段階に分類していて、慢性腎不全はこの中でも最も症状が進んでいるステージ5に相当すると位置付けています。
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